著者
鈴木 義昭
出版者
早稲田大学
雑誌
早稲田大学日本語研究教育センター紀要 (ISSN:0915440X)
巻号頁・発行日
vol.9, pp.99-110, 1997-03-31

中国において全集が出版されている作家, 例えば, 魯迅・郭沫若・郁達夫が日本に留学したのに対して, 聞一多と日本との繋がりは, アメリカ留学に赴く途中, 神戸・横浜に数日間滞在しただけで, 地縁的にも深い関係にあったとは言いがたい.ただ, 聞一多は横浜・東京を見物した折, 東京帝国大学英文科二年生の井上思外雄と知り合った.また, 1926年には小畑薫良の『李白詩集』について論評を行った.本稿では, 聞一多によって, 中国の人々の記憶に残ることとなった二人の日本人について述べたい.

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