著者
保野 孝弘
出版者
川崎医療福祉大学
雑誌
川崎医療福祉学会誌 (ISSN:09174605)
巻号頁・発行日
vol.8, no.2, pp.297-302, 1998

昼間睡眠から急激に覚醒させた直後と徐々に覚醒させた直後の心理・生理的変化を調べるために, 10名の大学生が, 昼間に実験室で眠った.脳波, 眼球運動, オトガイ下筋筋電図, 心電図, 呼吸を記録した.被験者は, イアフォンからの音バーストを使って, 入眼期の睡眠段階2で覚醒させられた.被験者は, 急激覚醒と緩徐覚醒を1つのセッションの中で行った.覚醒直後, 被験者は各質問紙に回答し, 覚醒直前の主観的体験について聞かれた.覚醒前後の心拍数と呼吸数, 覚醒直後の眠気, 気分, 主観的意識体験には, いずれも両条件間で有意な差は認められなかった.種々の覚醒法を用いて覚醒させた直後の心理・生理的指標の変動を明らかにするために, さらなる研究が望まれる.

言及状況

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最近、居眠りからの急激な覚醒に対する自覚がハンパ無いので調べて見たらこんなもん見つけた。しかし読む時間はない。 http://ci.nii.ac.jp/naid/110000479268/

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