著者
篠原 寿子 田畑 武夫
出版者
東九州短期大学
雑誌
研究紀要 (ISSN:0918323X)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.113-116, 1992-03-20

ヤマモモの樹皮は,皮膚病や捻挫の治療に用いられる生薬の楊梅皮としてよく知られている。又,それは我が国では古くから広く染料として利用されてきた。本研究では,ヤマモモの樹皮から抽出した配糖体のミリシトリンとその加水分解物であるアグリコンのミリセチンについて,抗菌活性試験を実施した。その結果,この両者は黄色ブドウ状球菌に顕著な活性を示した。特に,ミリセチンはこの菌に対する最小阻止濃度が100p.p.m.であった。

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