著者
片岡 瑠美子
出版者
長崎純心大学・長崎純心大学短期大学部
雑誌
純心人文研究 (ISSN:13412027)
巻号頁・発行日
vol.9, pp.97-120, 2003-03-01

佐賀県馬渡島の、幼児も含めた信徒数が千人をようやく越える小さな教会の司祭と信徒が、「教会・家庭・学校が一体となって子どもたちを育てよう」と開いたカトリック学校「海の星学園」は、学校教育法に則り認可された小・中学校であった。 1946年の開校から離島の過疎化による1959年の廃校までに、482人が学んだ。 30年後、卒業生が編んだ思い出の記に心打たれ、「海の星学園」創設から廃止までをたどった。主となる資料は、「学校法人カトリック学園設立認可中請書」及び「海の星小・中学校廃止認可中請書」である。

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