著者
加来 浩
出版者
弘前大学
雑誌
弘前大学教育学部紀要 (ISSN:04391713)
巻号頁・発行日
vol.92, pp.19-26, 2004-10

第一次世界大戦後にハブスブルク帝国から独立したチェコスロヴァキアでは,全人口の約1/4,300万人以上のドイツ人(いわゆるズデーテン・ドイツ人)がそれまでの支配民族の地位から転落して最大の少数民族集団となった。チェコスロヴァキアは連合国と結んだ条約に基づき, ドイツ人を初めとする少数民族の権利の保護規定を憲法に盛り込んだが,憲法と同時に制定された言語法ではチェコ語(チェコスロヴァキア語)のみを「国家語」(公用語)と認定するなどチェコ語に非常に有利なものであり,少数民族の立場から見ると,むしろハブスブルク帝国時代より「後退」でさえあった。このことはズデーテン・ドイツ人の大きな不満の種となった。

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