著者
白井 喜代子 山岡 聖典 花元 克巳 山本 尚武
出版者
国際生命情報科学会
雑誌
Journal of International Society of Life Information Science (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.22, no.1, pp.97-102, 2004-03-01

マイナスイオンの身体への作用としては血液の酸性化を防ぎ、新陳代謝を高めることにより細胞機能の活性化、精神安定、疲労回復などが促されることが知られており、エアコンなどに組込みが行われている。これらの作用について科学的、定量的に検討された報告例がいくつかあるものの十分ではない。このため、本研究では被験者への吸入濃度を7,000個/cm^3あるいは20,000個/cm^3に調整したマイナスイオンによる自律神経系と循環器系への作用について、それぞれ皮膚電気活動と皮膚血流量を指標に測定した。その結果、皮膚血流量には有意な変化は見られなかったが、皮膚電気活動には有意な変化が認められた。これより、マイナスイオンが少なくとも自律神経系などの生理活動に作用していることが確認できた。

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