著者
山田 聡一郎 Scot C. Kuo
出版者
一般社団法人日本生物物理学会
雑誌
生物物理 (ISSN:05824052)
巻号頁・発行日
vol.43, no.4, pp.180-185, 2003-07-25

生細胞の細胞質は細胞の形とその運動性を司っている細胞骨格繊維のネットワークで満たされている.細胞骨格ネットワークのダイナミクスと不均一性は最近可視化されているが,生細胞の細胞質への接近の難しさからその物理的な性質の測定には難しい点がある,そこで,小粒子のブラウン運動の観察からその周囲の力学的環境を調べることができるという簡単な観察をもとに,マイクロレオロジーという新規の方法が考案され,生細胞への応用にも成功している.本稿では,このマイクロレオロジー法の最近の進歩を紹介し,この方法が生物学における細胞より下のレベルでの諸過程の理解にどのように役立つかについて述べる.

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