著者
飯田 辰美 佐久間 正幸 芹沢 淳 福地 貴彦 雑賀 俊夫 松原 長樹
出版者
一般社団法人日本消化器外科学会
雑誌
日本消化器外科学会雑誌 (ISSN:03869768)
巻号頁・発行日
vol.23, no.7, pp.1924-1927, 1990-07-01
被引用文献数
12

症例は56歳男性.右下腹部痛,同部の腫瘤を主訴として来院された.右下腹部に硬い鶏卵大腫瘤が触れ,超音波検査,注腸造影,大腸ファイバースコープ,computed tomographyなどの検査により原発性虫垂癌が最も疑われた.開腹,切除標本所見より,この虫垂腫瘤は虫垂で穿孔した魚骨をとりまくように存在する炎症性肉芽腫であり,悪性像は認められなかった.このような腫瘤はきわめてまれで,検索しえた範囲では,本邦第1例目と考えられる.

言及状況

Twitter (1 users, 2 posts, 0 favorites)

こんな論文どうですか? 魚骨による虫垂の慢性炎症性肉芽腫の1治験例(飯田 辰美ほか),1990 http://t.co/8b9NUhaa
こんな論文どうですか? 魚骨による虫垂の慢性炎症性肉芽腫の1治験例(飯田 辰美ほか),1990 http://id.CiNii.jp/Fe0iL

収集済み URL リスト