著者
長谷川 敬
出版者
一般社団法人日本色彩学会
雑誌
日本色彩学会誌 (ISSN:03899357)
巻号頁・発行日
vol.11, no.3, pp.146-151, 1988-03-01
被引用文献数
4

CRT上に8×15文字で呈示される色文字の可能性の評価(5段階法)を通して, 低コントラスト領域での文字対背景としての配色と輝度比の許容呈示条件を求めた。その結果, 輝度比では1.8〜0.7の範囲を避けるべきこと, 配色では白や暖色系の色を文字とし, 寒色系の色を背景とするのがよいことがわかった。また, 青背景のときは文字が背景より暗いことは不適当であること, 文字が寒色系のときは不適輝度比域が暖色系のときより高いレベルにあること, 評価の内容にかなりの個人差があることなどを示した。

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