著者
林 真 長尾 美奈子 祖父尼 俊雄 森田 健 能美 健彦 本間 正充 宇野 芳文 葛西 宏 佐々木 有 太田 敏博 田中 憲穂 中嶋 圓 布柴 達夫
出版者
日本環境変異原学会
雑誌
環境変異原研究 (ISSN:09100865)
巻号頁・発行日
vol.26, no.3, pp.275-283, 2004-12-20
被引用文献数
1

食品関連物質の遺伝毒性の評価,解釈をするための戦略を構築するため,日本環境変異原学会に臨時委員会を設立し,厚生労働科学研究費補助金食品安全性確保研究事業「既存添加物等における遺伝毒性評価のための戦略構築に関する研究」の研究班と共同し,定例の検討会議を毎月開催し,統一的な考えについて検討を続けている.本戦略を構築するためのモデルとして,コウジ酸を選択し,評価に必要と考えられる試験を実施し,その結果の評価,解釈を国際的議論のもとに標準化可能なものとするため,海外から指導的立場にある研究者をコンサルタントとして招聘し,議論,提言を受けた.本臨時委員会の活動は3年計画で進められており,現在は約1年半が経過したところである.ここでは,本委員会の設置意図を中心に活動の中間報告を行う.

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[遺伝毒性] 食品の遺伝毒性をどう検出・評価するか 環境変異原学会

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