著者
水田 洋一 川西 孝秀 矢澤 進
出版者
園芸学会
雑誌
園芸学研究 (ISSN:13472658)
巻号頁・発行日
vol.2, no.3, pp.165-170, 2003-09-15
参考文献数
7

培地を無くし,遮根できる布(底面遮板材)を用いて底面給液することにより,根域を薄層化することで,セル成型育苗システムを軽量化しだセルシード育苗法を開発した.底面遮根材および根域を保護する資材(根域保護材)が,苗の接着性,生存率,地上部生体重に及ぼす影響をレタス,ハクサイ,トマトで調査した.底面保護材にテトロン200lpiまたはテトロン250lpiを用いると,シートを垂直にぶら下げた程度では苗は全く落下せず,苗を剥がしても根が傷がつかす,適当な苗の接着性があった.底面保護材にテトロン200lpi,根域保護材に80℃で乾燥したピートモス200~400ml/シートの組み合わせで,対照のセルトレイ区よりも地上部生体重が大きくなった.しかし,レタスではセルシートを根域保護材で被覆した場合,生存率が低下した.

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こんな論文どうですか? 根域の薄膜化による軽量セル育苗法の開発 : 発芽実生根のシートへの着生法(水田 洋一ほか),2003 https://t.co/C5pwnO3x3Z

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