著者
仁宮 章夫 村田 芳行 多田 幹郎 下石 靖昭
出版者
園芸学会
雑誌
園芸学会雑誌 (ISSN:00137626)
巻号頁・発行日
vol.72, no.4, pp.321-323, 2003-07-15
被引用文献数
3 4

アラントインは,人体では抗炎症作用や抗潰瘍作用があり,植物中では窒素の貯蔵と輸送における重要な形態であると考えられている.'ツクネイモ'担根体中のウレイド,特に,アラントインの分析を行った.フエニルヒドラジンによる分光光度法によってウレイド(アラントインとアラントイン酸)を,HPLCによってアラントインのみを定量した.'ツクネイモ'の担根体には2.6mg・gFW^<-1>アラントインが含まれていたが,葉と茎からは検出できなかった.ヤマノイモ科に属する'ヤマトイモ','ナガイモ','ジネンジョ'にはアラントインがそれぞれ2.3,0.47,1.2 mg・gFW^<-1>含まれていた.しかし,ジャガイモとサツマイモには,0.1mg・gFW^<-1>以下のアラントイン量しかなく,サトイモの'石川早生'と京イモ'からは検出できなかった.なお,調べた全試料のアラントイン酸の含有量は無視できる量であった.

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こんな論文どうですか? 'ツクネイモ'担根体中のアラントインの定量分析(仁宮 章夫ほか),2003 http://t.co/kSh6Xdx9WN
こんな論文どうですか? 'ツクネイモ'担根体中のアラントインの定量分析(仁宮 章夫ほか),2003 http://id.CiNii.jp/HjJuL
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