著者
前田 真治 岡崎 健
出版者
社団法人日本リハビリテーション医学会
雑誌
リハビリテーション医学 : 日本リハビリテーション医学会誌 (ISSN:0034351X)
巻号頁・発行日
vol.19, no.4, pp.231-236, 1982-07-18
被引用文献数
1

従来, 慢性関節リウマチ(RA)患者のsystemic index(Lansburyの方法)のgrip strengthを測定する際に成人用水銀血圧計の圧迫帯(cuff)のゴム袋を正確に2回折りたたんだ大きさ8.5×14.0cmのカフを用いて, あらかじめ20mmHgになるように脹らませたものを力一杯握りしめ左右の手で3回試み, その最高値平均をもって握力記載値としていたが, 日常外来診察時のような場合は, やや小さめの6.5×14.0cmのカフのような日本人の小さな手に合った大きさを用い, 測定間隔を30秒以上あけ, リウマチによる変化を認める手について左右を2回ずつ測定し, その左右各々の最高値, あるいは全体の最高値を測定値とするのが良いと思われた.

言及状況

Twitter (1 users, 1 posts, 0 favorites)

CiNii 論文 -  リウマチ用水銀握力計についての検討 https://t.co/Ea3flUESmL #CiNii

収集済み URL リスト