- 著者
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伊東 元
橋詰 謙
齋藤 宏
中村 隆一
- 出版者
- 社団法人日本リハビリテーション医学会
- 雑誌
- リハビリテーション医学 : 日本リハビリテーション医学会誌 (ISSN:0034351X)
- 巻号頁・発行日
- vol.22, no.3, pp.164-165, 1985-05-18
- 被引用文献数
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15
健常男性20名に最大速度で歩行を行わせ, 速度, 歩幅, 歩行率と大腿四頭筋の最大等尺性収縮トルク(MVC)および Moter time(MT, 急速膝伸展時の筋活動開始から運動開始まどの潜時)との連関を検討した.速度の有意な決定因は体重, MVCで, 体重が軽くMVCが大きいと速度が速かった.速度は歩幅, 歩行率と正の相関を示すが, 歩幅と歩行率との間には負の相関があった.この歩幅と歩行率の両者にとって有意な決定因はMTで, MTが短いと歩幅は大きくなり, MTが長いと歩行率は大きくなった.