著者
中村 隆一
出版者
環境技術学会
雑誌
環境技術 (ISSN:03889459)
巻号頁・発行日
vol.7, no.9, pp.848-849, 1978-09-18 (Released:2010-03-18)
被引用文献数
1 2
著者
中村 隆一
出版者
The Society of Physical Therapy Science
雑誌
理学療法のための運動生理 (ISSN:09127100)
巻号頁・発行日
vol.9, no.3, pp.149-156, 1994 (Released:2007-03-29)
参考文献数
5
被引用文献数
2 2

運動学習は各種の運動技能を獲得する過程である。筋運動の関与する技能の獲得でもあり,その過程においては知覚と運動との相互作用が運動制御の視点から重視されている。一方,リハビリテーション医療においては,機能回復,とくに中枢神経系障害後の運動機能回復と訓練との関連を運動学習によって説明する試みもある。そこで,本論では学習理論の諸相および神経生物学,運動学習の特徴,運動制御から見た運動学習,その臨床応用に必要な基礎知識などについて解説した。
著者
中村 隆一 日笠 裕治 村口 美紀
出版者
一般社団法人日本土壌肥料学会
雑誌
日本土壌肥料學雜誌 (ISSN:00290610)
巻号頁・発行日
vol.74, no.3, pp.317-322, 2003-06-05
被引用文献数
1

1.ブロッコリーの花蕾腐敗病は、窒素施肥量の増加に対応して多発した。発病株率の高い区では低い区に比べて花蕾部の窒素濃度が高かった。カルシウム資材を花蕾部に葉面散布すると、花蕾部のカルシウム濃度が高まり、花蕾腐敗病の発病株率は低下した。2.花蕾腐敗病の発病には花蕾部の窒素濃度の他にカルシウム濃度が影響する。花蕾部のCa/N比が低いほど発病株率は高く、Ca/N比が0.2以上では発病株率は10%以下で、Ca/N比が0.3以上では発病が認められなかった。3.窒素を分施することで、地上部カルシウムの花蕾部への分配比率が高まる傾向が認められた。したがって、花蕾腐敗病が多発する作型では窒素の分施が発病抑制に有効である。4.低地土が主体の地区で花蕾腐敗病発病状況を調査した結果、花蕾腐敗病は有効土層が浅く、下層土のち密度が高いなど排水性が不良な圃場で多発した。5.以上からブロッコリーの花蕾腐敗病の発病には、花蕾部の窒素濃度とカルシウム濃度が関与し、発病の抑制には窒素の分施および土壌物理性の改善、カルシウム資材の葉面散布が有効である。
著者
大辻 英吾 菊岡 範一 辻本 洋行 桑田 克也 中村 隆一 菅 啓祐
出版者
Japan Surgical Association
雑誌
日本臨床外科医学会雑誌 (ISSN:03869776)
巻号頁・発行日
vol.54, no.4, pp.991-994, 1993-04-25 (Released:2009-01-22)
参考文献数
13
被引用文献数
1 1

22年前に胃潰瘍のために胃切除術を受けて, BillrothII法により再建された既往歴を持つ54歳の女性が,シラタキコンニャクによる食餌性イレウスを発症した.夕食にシラタキコンニャクを食べ,その翌朝から嘔気,嘔吐と共に上腹部に激しい痔痛を訴えて来院した.腹部レントゲン検査で鏡面像を伴う小腸ガスを認め,癒着性イレウスと診断した.保存的治療では改善しなかったため,開腹術を行ったところ,回腸末端より約210cmの小腸に閉塞物である食物塊が透見された.腸切開を施行して食物塊を摘出したところ,前日の夕食に食べたシラタキコンニャクが一塊となっていた.食餌性イレウスの原因となる食物には,柿,昆布,コンニャク,オレンジなどがあり,特に胃切除後の患者に多いと報告されている.イレウス状態の胃切除後患者の診察にあたっては,食ぺ物に関する問診が重要であると考えられた.
著者
細川 徹 佐直 信彦 中村 隆一 砂子田 篤
出版者
社団法人日本リハビリテーション医学会
雑誌
リハビリテーション医学 : 日本リハビリテーション医学会誌 (ISSN:0034351X)
巻号頁・発行日
vol.31, no.7, pp.475-482, 1994-07-18
被引用文献数
18

入院リハビリテーション後の在宅脳卒中患者217名を対象に,バーセル・インデックスと老研式活動能力指標を実施し,これから12項目版拡大ADL尺度を2次的に構成した.この尺度は1次元の階層性尺度であり,Guttmanの再現性係数は0.93,Menzelの尺度化係数はO.75,Mokkenの尺度化係数は0.83,またKR-20 信頼性係数はO.91であった,その得点に性差はなく,加齢に伴って有意に減少し,退院時の体幹・下肢運動年齢,上肢機能検査およびミニメンタノレステートと有意な正の相関があった.また,デイサービスやショートステイ,ホームヘルパー派遣などの利用者は未利用者に比べて有意に得点が低く,拡大ADL尺度は在宅脳卒中患者の機能的状態を敏感に反映していた.
著者
佐直 信彦 中村 隆一 細川 徹
出版者
The Japanese Association of Rehabilitation Medicine
雑誌
リハビリテーション医学 (ISSN:0034351X)
巻号頁・発行日
vol.28, no.7, pp.541-548, 1991-07-18 (Released:2009-10-28)
参考文献数
16
被引用文献数
21 9

退院後1年以上経った歩行可能な在宅脳卒中患者54例を対象として,10m最大歩行速度(MWS)と75項目の日常生活活動遂行の関係を検討した.性別,年齢,麻痺側,罹病期間,家庭内地位,MWSを説明変数とし,各項目の遂行頻度を目的変数として,数量化I類を用いて分析した.MWSが第一義の決定因として選出された活動は27項目であった.身辺処理や新聞を読むなどの静的活動はMWSの速度とは無関係であった.20m/分以上で掃除,買物などの家事,趣味や旅行などの余暇活動,40m/分以上で政治,文化講演会参加,80m/分以上では老人などの世話を行っていた.MWSは在宅脳卒中患者の日常生活活動の予知に有用である.
著者
佐直 信彦 中村 隆一 細川 徹
出版者
社団法人日本リハビリテーション医学会
雑誌
リハビリテーション医学 : 日本リハビリテーション医学会誌 (ISSN:0034351X)
巻号頁・発行日
vol.28, no.7, pp.541-547, 1991-07-18
被引用文献数
20

退院後1年以上経った歩行可能な在宅脳卒中愚考54例を対象として,10m最大歩行速度(MWS)と75項目の日常生活活動遂行の関係を検討した.性別,年齢,麻療側,罹病期間,家庭内地位,MWSを説明変数とし,各項目の遂行頻度を目的変数として,数量化I類を用いて分析した.MWSが第一義の決定因として選出された活動は27項目であった.身辺処理や新聞を読むなどの静的活動はMWSの速度とは無関係であった.20m/分以上で掃除,買物などの家事,趣味や旅行などの余暇活動,40m/分以上で政治,文化講演会参加,80m/分以上では老人などの世話を行っていた.MWSは在宅脳卒中患者の日常生活活動の予知に有用である.
著者
細川 徹 坪野 吉孝 辻 一郎 前沢 政次 中村 隆一
出版者
社団法人日本リハビリテーション医学会
雑誌
リハビリテーション医学 : 日本リハビリテーション医学会誌 (ISSN:0034351X)
巻号頁・発行日
vol.31, no.6, pp.399-408, 1994-06-18
被引用文献数
28

65歳以上の地域高齢者2,591名を対象に,在宅生活における機能的状態を評価する指標として拡大ADL尺度を構成した.この尺度はバーセル・インデックス10項目を自立・介助の2値変数に変換したものと,老研式活動能力指標の手段的自立因子5項目を分離したものとを合成した2次的指標で,GuttmanおよびMenzelの基準を満たす1次元階層性尺度である.Mokkenの項目別尺度化係数により尿便禁制などを除外した12項目版は高い内的整合性を示した(KR-20信頼性係数0.9).この尺度の得点は加齢に伴い有意に減少し,性差はなく,バーセル・インデックスや老研式活動能力指標に比べて高齢者の健康状態(主観的健康状態と通院治療の有無)の差異を敏感に反映するものであった.
著者
中村 隆一 日笠 裕治 村口 美紀
出版者
一般社団法人 日本土壌肥料学会
雑誌
日本土壌肥料学雑誌 (ISSN:00290610)
巻号頁・発行日
vol.74, no.3, pp.317-322, 2003-06-05 (Released:2017-06-28)
参考文献数
13
被引用文献数
1

To clarify the relationship between nutrient concentration in heads of broccoli and the occurrence of head rot, N and Ca application experiments were carried out. 1) The increased N application promoted the occurrence of head rot. N concentration was higher in rotted heads compared with healthy ones. Foliar spray of Ca increased Ca concentration in heads and suppressed head rot. 2) Both N and Ca concentration had influence on head rot. The Ca/N ratio of heads had negative correlation with the occurrence of head rot, and with a ratio of more than 0.2, frequency of head rot was less than 10% ; with a ratio of more than 0.3, head rot didn't occur. 3) Split application of N increased Ca amount in heads compared with basal application, and was effective to control head rot. 4) In low land soil, head rot mainly occurred in thin layer or poor drainage land. Based on these results, we concluded that i) concentration of N and Ca have influence on the occurrence of head rot and ii) improving N application method, improvement of soil physical property and Ca foliar spray are effective to control head rot.
著者
小坂 健二 中村 隆一
出版者
社団法人 日本リハビリテーション医学会
雑誌
リハビリテーション医学 (ISSN:0034351X)
巻号頁・発行日
vol.20, no.2, pp.93-100, 1983

筋電図反応時間(EMG-RT)は肢位変化によって変化することが知られている.例えば上腕三頭筋のEMG-RTは,促通肢位で短縮する.このEMG-RTの肢位依存性は,小脳障害患者で消失するがPNFによって一時的に回復する.このPNFの効果の神経機序を検討するために,サルの大脳皮質運動野刺激によって惹起されるEMGの潜時の肢位依存性について検討し,小脳核の破壊前と破壊後の肢位依存性の変化を比較検討した.さらに破壊後,皮質反復刺激を行なった.<br>皮質上肢運動野の連続電気刺激によるEMGの潜時は,肩のretraction肢位と比較するprotraction肢位で短縮した.この潜時の肢位依存性は,小脳核破壊によって消失した.試行間隔を短縮し,皮質刺激を反復すると,消失した肢位依存性は回復した.これらの神経機序については次のように考えられる.潜時の肢位依存性は,肢位変化による運動感覚入力が皮質運動野の興奮性を変化させた結果の現象である.小脳はこの運動感覚の入力系と運動の出力系に対してmodulatorとして作用しており,その破壊によって肢位依存性は消失する.この肢位依存性の回復には,試行間隔を短縮して皮質刺激を反復することでおこる上位中枢への運動感覚情報のより強力な入力が有効である.<br>このことからPNF治療には,最大抵抗下における随意運動の反復によって上位中枢への運動感覚入力を強化させることが重要である.
著者
伊東 元 橋詰 謙 齋藤 宏 中村 隆一
出版者
The Japanese Association of Rehabilitation Medicine
雑誌
リハビリテーション医学 (ISSN:0034351X)
巻号頁・発行日
vol.22, no.3, pp.164-165, 1985-05-18 (Released:2009-10-28)
参考文献数
7
被引用文献数
11 3

健常男性20名に最大速度で歩行を行わせ,速度,歩幅,歩行率と大腿四頭筋の最大等尺性収縮トルク(MVC)およびMotor time(MT,急速膝伸展時の筋活動開始から運動開始までの潜時)との連関を検討した.速度の有意な決定因は体重,MVCで,体重が軽くMVCが大きいと速度が速かった.速度は歩幅,歩行率と正の相関を示すが,歩幅と歩行率との間には負の相関があった.この歩幅と歩行率の両者にとって有意な決定因はMTで,MTが短いと歩幅は大きくなり,MTが長いと歩行率は大きくなった.
著者
安岡 利恵 宮垣 拓也 北尾 善孝 門谷 洋一 中村 隆一
出版者
Japan Surgical Association
雑誌
日本臨床外科学会雑誌 (ISSN:13452843)
巻号頁・発行日
vol.65, no.8, pp.2210-2215, 2004-08-25 (Released:2009-03-31)
参考文献数
14

混合型性腺異常発生症では,染色体異常が主に45X/46XYなどのmosaicであるために,一側性腺が精巣で他側が線状性腺を持ち,未分化な膣,子宮,卵管などMüller管の遺残を認めることがある.また,混合型性腺異常発生症は様々な身体学的特徴を有する.本症は主に小児科医,小児外科医が関わる疾患であるが,今回われわれは45歳にして成人鼠径ヘルニア治療時に偶然混合型性腺異常発生症を発見し,十分なインフォームドコンセントのもと,線状性腺とMüller管遺残を摘出した興味深い症例を経験したので,これを報告する.

1 0 0 0 基礎運動学

著者
中村隆一 齋藤宏 長崎浩著
出版者
医歯薬出版
巻号頁・発行日
2003
著者
今田 元 鈴木 堅二 中村 隆一
出版者
社団法人日本リハビリテーション医学会
雑誌
リハビリテーション医学 : 日本リハビリテーション医学会誌 (ISSN:0034351X)
巻号頁・発行日
vol.28, no.6, pp.491-494, 1991-06-18
被引用文献数
20

健常者と脳卒中片麻癖患者の男性各12名を対象として,AFOの有無,各自好みおよび最大の歩行速度の組み合わせによる4条件下で3分間歩行時のPCIを測定した.4条件とも患者のPCIは健常者に比べ有意に大きかった.AFO装着により,患者のPCIは減少,健常者は増加した.患者の歩行速度はAFO装着で増加したが,健常考は変化がなかった.最大歩行速度の遅い患者ではAFO装着によるPCIの減少が大きく,歩行速度が正常値に近づくと,その効果は減少した.AFOの効果は,最大歩行速度よりもPCIに鋭敏に反映する.
著者
鈴木 堅二 中村 隆一 山田 嘉明 工藤 浩一 宮 秀哉 半田 健壽 若山 由香利
出版者
社団法人日本リハビリテーション医学会
雑誌
リハビリテーション医学 : 日本リハビリテーション医学会誌 (ISSN:0034351X)
巻号頁・発行日
vol.31, no.5, pp.339-345, 1994-05-18
被引用文献数
20

脳卒中発症後6ヵ月以内の男性脳卒中片麻痺患者54例(年齢:28〜81歳)を対象として,8週間以上のCAGTプログラムによる歩行訓練を行い,毎週1回最大歩行速度を測定した.対象者を訓練開始時の最大歩行速度により,遅い群(18例,9.9±2.8m/min),中間群(18例,37.3±12.9m/min),速い群(18例,78.4±15.2m/min)に分けた.各群の訓練開始時と8週後の最大歩行速度,両足圧中心移動距離,前後および左右方向への随意的重心移動距離,患側および非患側の等運動性膝伸展筋力を比較し,これらの変数間の関連を検討した.逐次重回帰分析により歩行訓練開始時および8週問後における最大歩行速度の決定因を求めると,開始時に遅い群では年齢,中問群では前後方向重心移動距離比(対足長)であり,速い群では有意な変数はなかった.8週後には決定因は3群とも患側膝伸展筋力だけとなった.脳卒中片麻痺患者の最大歩行速度はこれらの生体力学的要因だけでなく,訓練期間や日常生活における歩行経験の有無によっても影響されることが示唆された.
著者
伊東 元 橋詰 謙 齋藤 宏 中村 隆一
出版者
社団法人日本リハビリテーション医学会
雑誌
リハビリテーション医学 : 日本リハビリテーション医学会誌 (ISSN:0034351X)
巻号頁・発行日
vol.22, no.3, pp.164-165, 1985-05-18
被引用文献数
15

健常男性20名に最大速度で歩行を行わせ, 速度, 歩幅, 歩行率と大腿四頭筋の最大等尺性収縮トルク(MVC)および Moter time(MT, 急速膝伸展時の筋活動開始から運動開始まどの潜時)との連関を検討した.速度の有意な決定因は体重, MVCで, 体重が軽くMVCが大きいと速度が速かった.速度は歩幅, 歩行率と正の相関を示すが, 歩幅と歩行率との間には負の相関があった.この歩幅と歩行率の両者にとって有意な決定因はMTで, MTが短いと歩幅は大きくなり, MTが長いと歩行率は大きくなった.