著者
細川 徹 佐直 信彦 中村 隆一 砂子田 篤
出版者
社団法人日本リハビリテーション医学会
雑誌
リハビリテーション医学 : 日本リハビリテーション医学会誌 (ISSN:0034351X)
巻号頁・発行日
vol.31, no.7, pp.475-482, 1994-07-18
被引用文献数
18

入院リハビリテーション後の在宅脳卒中患者217名を対象に,バーセル・インデックスと老研式活動能力指標を実施し,これから12項目版拡大ADL尺度を2次的に構成した.この尺度は1次元の階層性尺度であり,Guttmanの再現性係数は0.93,Menzelの尺度化係数はO.75,Mokkenの尺度化係数は0.83,またKR-20 信頼性係数はO.91であった,その得点に性差はなく,加齢に伴って有意に減少し,退院時の体幹・下肢運動年齢,上肢機能検査およびミニメンタノレステートと有意な正の相関があった.また,デイサービスやショートステイ,ホームヘルパー派遣などの利用者は未利用者に比べて有意に得点が低く,拡大ADL尺度は在宅脳卒中患者の機能的状態を敏感に反映していた.

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こんな論文どうですか? 拡大ADL尺度による機能的状態の評価-2-在宅脳卒中患者(細川 徹ほか),1994 https://t.co/zWSevR3iCw 入院リハビリテーション後の在宅脳卒中患者217名を対象に,バーセル・インデックスと老研式活動…
こんな論文どうですか? 拡大ADL尺度による機能的状態の評価-2-在宅脳卒中患者(細川 徹ほか),1994 https://t.co/zWSevR3iCw 入院リハビリテーション後の在宅脳卒中患者217名を対象に,バーセル・インデックスと老研式活動…

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