著者
白木 仁 田淵 健一 児玉 啓路 宮川 俊平 上牧 裕 天貝 均
出版者
日本体力医学会
雑誌
体力科學 (ISSN:0039906X)
巻号頁・発行日
vol.32, no.6, 1983-12-01

陸上競技における走、跳、投の種目別のスポーツ障害の特徴を明らかにし、実際の障害予防を行なう上での基礎的資料を得るために・筑波大学陸上競技部男子部員114名に対しアンケート調査を行った結果、次のことが明らかになった。短距離では、大腿後面の肉離れが半数を占め、中・長距離では、下腿の腱鞘炎、腱炎、骨膜炎、疲労骨折などの過労性の障害が半数を占めていた。跳躍では、大腿部の肉離れと足関節捻挫が同様の頻度(22.8%)で上位を占め、投てきでは、肘の疼痛と腰部の障害が7割を占めていた。

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