著者
山崎 柄根
出版者
日本動物分類学会
雑誌
動物分類学会誌 (ISSN:02870223)
巻号頁・発行日
no.45, pp.45-49, 1991-12-25

1989年,国立科学博物館(東京)によって行われた台湾高山帯の動物相調査の際,従来知られたモリバッタTraulia ornataの亜種とは異なる1型を,中部の能高越えルートにおける2,000m以上の地点および南部の藤枝および鶏南山の1,550m以上の地点から得た.これまで低地から知られていたタイワンモリバッタ(モリバッタ基亜種)T.o.onataとはとくに脛節の色彩によって明瞭に区別され,また体長も安定性があるので,新亜種T.o.chuiとして記載した.本亜種は,その分布の状況から,おそらく低地の基亜種から直接に分化したものではなく,共通の祖先集団が前後2度にわたって中国大陸から台湾へ侵入し,最初に入った集団が高地型chuiとして進化を遂げ,後に入ったものが低地型ornataになったものと考えられる.

言及状況

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こんな論文どうですか? 台湾産モリバッタTraulia ornata(直翅目:イナゴ科)の1新亜種(山崎柄根),1991 http://id.CiNii.jp/JzHRL
こんな論文どうですか? 台湾産モリバッタTraulia ornata(直翅目:イナゴ科)の1新亜種,1991 http://ci.nii.ac.jp/naid/110002341447
こんな論文どうですか? 台湾産モリバッタTraulia ornata(直翅目:イナゴ科)の1新亜種,1991 http://ci.nii.ac.jp/naid/110002341447 1989年,国立科学博物館(東京)によって行われた台湾高山帯の動物相調査の際,従来知られたモリ
こんな論文どうですか? 台湾産モリバッタTraulia ornata(直翅目:イナゴ科)の1新亜種,1991 http://ci.nii.ac.jp/naid/110002341447 1989年,国立科学博物館(東京)によって行われた台湾高山帯の動物相調査の際,従来知られたモリ

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