著者
中村 めぐみ 朝倉 啓充 成田 干城 重野 寛 岡田 謙一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告グループウェアとネットワークサービス(GN) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2004, no.2, pp.1-8, 2004-01-15

インターネットを利用する際,個人情報漏洩などの不安から,匿名でアクセスをしたいという要求がある.一方サービス提供者は,どのようなユーザがどのように使用しているかといった情報を収集することにより,より良いサービスを提供したいという要求がある.そのため,ユーザが様々なシステムを使用すると,システムが結託することにより同一ユーザが公開した情報を収集されてしまう可能性があるので,ユーザの特徴情報と行動情報の結び付きを秘匿できるような認証方式が提案されてきた.しかし,ただ匿名性を提供するだけの個人情報保護手法では,匿名者が繰り返しアクセスをしても,それぞれが匿名であるために同一ユーザの繰り返しであることが証明できず,アクセス数によるサービスの提供などができない.そこで本稿では,匿名状態のままで匿名者同士がアクセス履歴を証明する手段を提案する.Since there is a possibility that pedrsonal information may be revealed when using the Internet, there is demand of wanting to access using anonymity. On the other hand, those who offer service think that he wants to offer better service by investigating what user is using service how. If a user uses various systems, a user's information is collectable because a system coordinates. Therefore, the system which keeps secret connection of a user's personal information and action information was proposed. However, if anonymity is used, it cannot be shown even if a user accesses a system repeatedly. Then, in this paper, we propose the method of showing the history that anonymity persons accessed.

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