著者
橋元 慶男
出版者
日本笑い学会
雑誌
笑い学研究
巻号頁・発行日
no.8, pp.9-19, 188, 2001-07-14

カウンセリングとユーモアとは如何にも相容れない概念として受け止められがちであるが、笑いに関する過去の偉大なセラピストたちの視点をたどり、また認知療法としてのユーモアのカウンセリング場面における活用を現代的視点から考察してみたい。カウンセリング場面におけるカウンセラーとクライアントとのラポール形成は重要であるが、クライアントに与えるカウンセラーの人間性への共感の底流にユーモアを共有し合う過程が存在する様に思うので、その視点からの考察と、クライアントのストレス反応へのストレスコーピング(対処法)としてのユーモアや笑いの考察をしたい。また、実際のカウンセリング場面における具体的なユーモアを活用してのレスポンス(応答)にも言及したい。

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