著者
渡辺 言夫
出版者
杏林医学会
雑誌
杏林医学会雑誌 (ISSN:03685829)
巻号頁・発行日
vol.11, no.2, pp.127-132, 1980

痘瘡が世界から撲滅され, 種痘の定期接種がなくなった今, 最も副反応の多いワクチンは百日咳ワクチンとなった。副反応のため一時中止されていたが, 百日咳が流行したため再開された。副反応を恐れて2歳から開始することになったが, 乳児の重症百日咳も多いために安全なワクチンを求める声が高まり, 改良百日咳コンポーネントワクチン(改良百日咳ワクチン)が生まれた。われわれは現行ワクチンと改良百日咳ワクチンの副反応を比較し, 改良百日咳ワクチンが非常にすぐれていることを確認した。特に母親が最も心配し, 熱性痙攣の原因となる発熱が約1/10に減少したことが注目され, 抗体上昇も十分であることから, 定期接種に採用されるべきワクチンと考える。

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https://t.co/bRHouevD6W 1980年の論文 丁度DTaPが接種開始となる1年前に、DPTとDTaPを比較してDTaPの優越性を説いてます。 https://t.co/yIQau7tr0w
https://t.co/bRHouevD6W 1980年の論文 丁度DTaPが接種開始となる1年前に、DPTとDTaPを比較してDTaPの優越性を説いてます。 https://t.co/yIQau7tr0w

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