著者
石田 克久 北原鉄朗 武田正之
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.45, no.3, pp.743-746, 2004-03-15
参考文献数
8
被引用文献数
1

本稿では,即興演奏における不自然な旋律を自動的に補正するシステムについて述べる.旋律補正の一アプローチとしてアヴェイラブルノートスケールから外れる音(アウト音)を補正対象とする方法が考えられるが,アウト音が必ずしも不自然とは限らない.本研究では,アウト音が補正されるべきか否かを,N-gramモデルを用いて決定する手法を提案する.実際の即興演奏に対して補正処理を行ったところアウト音をすべて補正する手法に比べて,適合率を約13%改善(ただし再現率は約2%低下)することができた.This paper describes a system that corrects unnatural melodies inimprovisation. It is not suitable to correct all notes out of the available note scale because these notes are not necessarily unnatural.We propose a method for determining notes to be corrected based onthe N-gram model.Experimental results show that our methodimproves the precision rate of melody correction.

言及状況

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こんな論文どうですか? N-gramによる即興演奏の旋律補正(石田 克久ほか),2004 https://t.co/DNt7OygpIL 本稿では,即興演奏における不自然な旋律を自動的に補正するシステムについて…

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