著者
伊藤琢巳 野下浩平
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.35, no.8, pp.1531-1539, 1994-08-15
参考文献数
8
被引用文献数
18

伊藤と野下がそれぞれ独立に開発した詰将棋プログラムItoとT2は17手以下の短篇の問題で人間のエキスパートよりかなり速く解く。ほかのプログラムとは比較にならないほど速い。これまでコンピュータが解けなかった中篇間題や100手を越える長篇問題もかなり解ける。数多くの問題を解いて得た実験データにより両方のプログラムの特徴を明らかにした。T2はしらみつぷし的な縦型探索で、相対的に短い手数の問題に対して正解率が高く、一方Itoは選択的な横型探索で、比較的長い手数の問題も解ける。また余詰を検査するプログラムを作り、実用に使えることを示した。

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こんな論文どうですか? 詰将棋を速く解く2つのプログラムとその評価(伊藤琢巳ほか),1994 https://t.co/qQLOQz6ml8
こんな論文どうですか? 詰将棋を速く解く2つのプログラムとその評価(伊藤 琢巳ほか),1994 http://id.CiNii.jp/LaT4L

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