著者
中垣 洋一 平井 篤造
出版者
日本植物病理学会
雑誌
日本植物病理學會報 (ISSN:00319473)
巻号頁・発行日
vol.33, no.3, pp.187-191, 1967-06-30

タバコ葉から25gと350gの分画遠心分離, およびシヨ糖濃度勾配遠心分離(3,500rpm)を併用して核分画を分離した。この分画は葉緑粒および他の細胞内の諸成分をほとんど含まず, かなり純粋なものであった。ついで, 0.25NのHClでヒストンを抽出した。このようにして得たヒストンはセバラックスのフイルムを使用して電気泳動すると, 2つの分画に分かれた。定量値から, タバコ葉の核はアルギニンの多いヒストンが少量と, 比較的リシンの多いヒストンを大量含むことが明らかとなった。

言及状況

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@yokuyama 返答を書こうと思ってたら…ありました。タバコ葉からの各分画のついて。葉緑粒をほとんど含まず…と書かれてますのでいけるのでは? http://t.co/iRJiUGse QT: 核の分画できるならそれがベストなんですけど、ふつうの実験設備じゃ難しいですかねえ。

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