著者
安藤 一憲
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.46, no.7, pp.758-761, 2005-07-15
参考文献数
2
被引用文献数
8

spamメール対策の中にあってフィルタリングはユーザの手の届く範囲に実装されるべき技術である.spamメールの定義は個々人によって微妙に異なっており,その違いを吸収するためには,ユーザがフィルタをコントロールできることが必要になるからである.従来から多く使われているメールサーバに届いたメールを手元に持ってくるためのPOP3プロトコルが単一のメールボックスだけを念頭において設計されていることも,フィルタの存在形態に少なからず影響を与えている.spamメールは万人に平等に降るわけではなく,1日数万通という人から1通も来ない人まで非常にバリエーションが広い.自分に1日15通しかspamメールが来ないから自分のいる組織に対策は必要ないと考えるのは早計で,隣の席の人間が数千通のspamメールを受信している可能性があることを知るべきである.このような状況のもと,ユーザから見た場合にspamメール対策の最後の砦となるのがフィルタである.

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こんな論文どうですか? 3. フィルタリング(2. 技術的側面から見たspamメール対策, <特集>spamメールの現状と対策の動向)(安藤 一憲),2005 http://t.co/Kz9lJ6m6eA
こんな論文どうですか? 3. フィルタリング(2. 技術的側面から見たspamメール対策, <特集>spamメールの現状と対策の動向)(安藤 一憲),2005 http://t.co/N7UF5dGPgk
こんな論文どうですか? 3. フィルタリング(2. 技術的側面から見たspamメール対策, <特集>spamメールの現状と対策の動向)(安藤 一憲),2005 http://t.co/SIQGr903OZ

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