- 著者
-
長谷川 誠
- 出版者
- 一般社団法人情報処理学会
- 雑誌
- 情報処理学会研究報告計算機アーキテクチャ(ARC) (ISSN:09196072)
- 巻号頁・発行日
- vol.1995, no.98, pp.9-16, 1995-10-19
- 参考文献数
- 10
- 被引用文献数
-
3
機能ユニット間の接続形態を変更することによってではなく,パイプライン中の縦続接続されている各演算ステージの演算機能そのものを実時間で動的に再定義することによって,実効的に可変構造としたパイプライン計算機について示す.このような方式を採用することにより,パイプライン計算機の本質的弱点と考えられてきた通過遅延時間を事実上無視することが可能となる.動画や音声などの連続ストリーム型のデータの柔軟な処理に適する.ウエハー・スケール・インテグレーションを効果的に利用して実現することが期待できる.On-the-fly function redefinition of pipeline segments makes it possible to novel reconfigurable machine architecture without reconfiguring the interconnections. We can avoid the startup latency of pipeline stages. It's especially suitable for processing the stream style data, ex. sound, image etc. The wafer scale integration is the another challengeable aspect of this architecture.