著者
菊地 淑晃 後藤 真孝 村岡 洋一
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.52, pp.459-460, 1996-03-06

本稿では、エレクトリックベースによって単独演奏された音楽を対象にした自動採譜システムについて述べる。従来の自動採譜システムや音源分離システムでは、主にピアノなどの鍵盤楽器や吹奏楽器を扱っており、ベースやギター等の弦楽器はほとんど扱われていなかった。これらの研究では、音高および音色(楽器種)を同定していたが、楽器をどのように弾いたかという奏法の種類は判別していなかった。また、楽譜だけでなく弦楽器に固有のタブ譜を出力するトータルな自動採譜システムは報告されていなかった。本研究では、ベースのみによって演奏された音響信号を入力とし、5種類の代表的な奏法の判別できる自動採譜システムを実現した。本システムは楽譜・タブ譜・標準MIDIファイルの3種類の形式で出力できる。これにより、楽譜の読めないベーシストや奏法を自分で判断しながら演奏するのが困難な初心者にとっても、奏法付きのタブ譜があることで自動採譜結果を有効に活用できる。

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