著者
颯々野 学 難波 功
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.52, pp.75-76, 1996-03-06
被引用文献数
3

さまざまな自然言語処理の応用を考える上で、日本語の形態素解析の技術は最も基本的なものである。しかし、従来の形態素解析システムでは、特定のアプリケーションに依存し過ぎていることや、処理速度が遅いことが問題になり、形態素解析の応用を広げる障害になっていた。そこで、筆者らはこれらの障害を乗り越えるために以下の特徴を持つ形態素解析システムを開発した。・辞書や文法の定義、評価関数のパラメータ、出力形式などを利用者が調節したりカスタマイズできる。・トライを用いた辞書アクセスルーチンを使って、非常に高速に処理を行なう。本稿では、この形態素解析システムの概要と解析速度の実験結果について述べる。

言及状況

はてなブックマーク (2 users, 2 posts)

収集済み URL リスト