- 著者
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山下 高生
小野 諭
- 雑誌
- 全国大会講演論文集
- 巻号頁・発行日
- vol.52, pp.393-394, 1996-03-06
現在の計算機時計システムは、ある時点からの経過時間を内部に持つことで構成されている。分散環境で高精度に時刻/周波数同期を行なった場合、この内部に持っている経過時間をUTCに同期させることは、UTCを必要とするAPにとっては不可欠である。しかし、他のAPにとってはうるう秒処理によって、得られる時刻間に逆転が生じたり、計測時間に誤りを生じ、致命的な事態を引き起こす場合がある。このことは同期処理、同期タイミングの違いによっても生じる。本発表では、様々な時刻の性質を必要とするAPが存在することを考慮した、計算機時計システムについて考察する。