- 著者
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八村 広三郎
関口 博之
英保 茂
- 雑誌
- 全国大会講演論文集
- 巻号頁・発行日
- vol.47, pp.335-336, 1993-09-27
- 被引用文献数
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我々が絵画をひと目見たときに感じる印象には、色彩、構図、対象物の形状、筆のタッチ、技法、描かれている事物、テーマ、寓意など、さまざまな要因とレベルに基づくものがあるが、それらの中でも、色彩分布に基因するものが最も直接的、直感的に我々の感覚に受け取られる。実際、新聞や雑誌などにおける絵画の評論文についての調査では、色彩に関連した用語が高頻度で使用されていることが分かっている。ここでは、絵画で使用されている色彩の分布に基づいて、絵画の印象を表現するいくつかの「感性語」を抽出する。なお、本研究は、絵画を見たときの第一印象で得る「感性」と、画像としての絵画に含まれる「特徴」との関係について解明する研究の一部分であって、将来的には、絵画の他の要素、すなわち、構図やテキスチュアなどにより得られる印象と一緒に総合的に取り扱われる。本報告はその中間報告である。