- 著者
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下畑 光夫
宮崎 敏彦
- 雑誌
- 全国大会講演論文集
- 巻号頁・発行日
- vol.49, pp.391-392, 1994-09-20
多くの金融機関では自動取引機(ATM)が備えられている。ATMは通常定期的(一日一回等)に現金を補充して運転をしているが、補充額は経験的に決められている事が多い。ATMへの現金補充は、少ない場合には利用者に対し使用停止などといったサービスの低下を招き、多すぎる場合にはATM内に多量の現金を死蔵させることになり資金運用の効率を下げてしまう。本稿では、ATMへの適正な補充額(現金需要)を日と曜日の2つの要素により予測する方法と現金切れ確率を実現するようなマージンを算出する方法について報告する。