著者
清水 次郎 瓜生 浩朗
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.45, pp.83-84, 1992-09-28

ファジィ論理は、形式論理における真(1)と偽(0)の中間に、人間の使う形容詞的な言葉の一部を数値化して挿入することにより、形式論理に人間の個人的主観性をとり入れた論理である。しかし、この論理は、矛盾概念(真、偽以外の中間値はない)の真、偽の中間に、反対概念の人間の主観を適当に数値化して挿入し、これらを一元化している。これは、矛盾概念の形式論理に帰着するものであり、異質の概念を一つの概念に統一する論理である。さらに、ファジィ論理の考え方は、万物は定量化、数値化できるというものであり、"いかにあるか"の文明・機械中心の思考にもとづいて真理を探求するものである。このことは、結果として、人間性無視につながっていき、現在、形式論理によってひきおこされている地球環境問題を、さらに促進させる恐れがある。そこで、これらを解決する基本論理として、価値論理を構築した。この価値論理は、人類および生命体ならびに生態系の永存、人間および生きとし生けるもののいのちの尊重の実現を目標とする。そして、価値あり(1)と価値なし(0)という反対概念の間に、あいまいな価値(a)が存在することにより、人間の普遍的主観性をとり入れた論理である。さらに、この価値論理の考え方は、人類永存の達成、人間尊重の実現のために、主体客体および環境は"いかにあるべきか"の文化・人類中心の思考にもとづいて、価値を探求するものである。本研究は、この価値論理における価値序列関数について考察し、また、価値論理の特徴であり他の論理に存在しない論理商および論理商駅伝の定理によって、上述の問題の基本的な解決の方向性を求めた。

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こんな論文どうですか? 価値序列関数の基本的研究について(清水 次郎ほか),1992 https://t.co/0rSwGrMau5 ファジィ論理は、形式論理における真(1)と偽(0)の中間に、人間の使う形容詞的な言葉の一部を数値化して挿入すること…
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