日立製作所では、OSI(Open Systems Interconnection)の第1層(物理層)から第7層(アプリケーション層)の全層に渡り製品開発を推進している。このうちOSI第1層から第4層(トランスポート層)をMシリーズホスト計算機及び通信制御処理装置(CCP:Communication Contorl Processor)上で実現する通信管理プログラムがXNF(Extended HNA based Communication Networking Facility)である。XNFは従来HNAにOSIを取り込んだ拡張HNAの思想に基づいて開発されており、現行の通信管理の後継としての位置付けと役割とを持っている。本稿ではXNF開発の背景、基本仕様ついて報告する。