著者
後藤正智
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告デジタルドキュメント(DD) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1998, no.89, pp.1-8, 1998-09-25
参考文献数
6
被引用文献数
1

Webの世界のマークアップ記述言語としてHTMLが利用されたことで、構造化文書と、ハイパーリンクの概念が急速に広がり一般的なものとなった。しかしながら、HTMLのリンクは、ただ単にリンクを記述した場所と指定したアドレス先とを関係づけるだけのシンプルなものであるため、より洗練された複雑なリンク(例:外部からある文書中のオブジェクト間のリンクを貼ることや、リンクを往き来したり、複数オブジェクト間のリンクなど)を提供することができない。そこでXML上で実現されるハイパーリンクの仕様としてXLink (XML Linking Language: XLL)がドラフトとして策定中である。今回はこのXLinkの処理系の設計方法とその処理系を利用したアプリケーションについて考察する。With growing the markup technologies: SGML, HTML and XML, we thought that hyperlinking is also important technology to manipulate any type of information. But the hyperlink which HTML provides is very simple so that it cannot represent some useful hyperlinking functions: link objects fro out of that document, multidirectional link traversal, etc. Then, XLink, which is the hyperlinking language on the XML is now discussed in the W3C. This paper describes an implementation design of XLink and some application examples using this XLink engine.

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