著者
逢坂 雄美
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. 人文科学とコンピュータ研究会報告
巻号頁・発行日
vol.94, no.78, pp.1-8, 1994-09-16

我々は,マッキントッシュを使って,中期インド・アリアン言(プラークリット語)で書かれた聖典の計算機解析の為の以下のツールを開発した.(1)ローマ字化テキスト作成に適したフォント体系の構築;(2)デーヴァナーガリー文字で書かれたテキストをローマ字に書換:既に5冊の最重要なテキストの書き換えを終了した;(3)聖典の韻律解析プログラムの作成;(4)単語の索引・逆引き索引と詩脚の索引・逆引き索引作成プログラムの開発;(5)文法解析プログラム作成.現在,この言語は,大量のテキストデータを検討・比較しなければならない研究状況にある.上記の計算機ツールは,この分野の研究を飛躍的に進展させるものと思われる.

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