著者
西風 隆 治居秀法 小澤 一雅
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告人文科学とコンピュータ(CH) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1999, no.43, pp.23-29, 1999-05-21
被引用文献数
1

前方後円墳は、約1500年以前(4世紀?6世紀)に造られた墳墓であって、われわれの遠い先祖によって築造された巨大モニュメントである。現在、約5000基の前方後円墳が確認されているが、残念なことにそのほとんどが長い年月の間に、様々な要因(雨風・地震や都市開発など)による崩壊をこうむり、当時の姿で保存されているものは皆無である。本研究では、それらの前方後円墳の形状復元問題をとりあげ、建造当時の復元形の推定と復元図生成システムの構築を行なった。復元図の生成には、前方後円墳の7つの部位のデータ(墳丘長および、後円部・くびれ部・前方部それぞれの幅と高さ)を必要とするが、データの一部が未知の場合、既知データにもとづいて推定する。本論文では、その推定法と前方後円墳復元図の生成結果を紹介する。The Keyhole-shaped Japanese ancient tomb mounds are the huge historical monuments which were built all over the country during 4th and 6th cneturies. About 5000 mounds have been recognized and registered in the database. Unfortunately, almost all the tomb mounds have been damaged, more or less, by the natural or artificial forces during more than 1500 years. In this paper, a procedural consideration towards pictorial restoration of damaged tomb mounds has been presented in terms of generating contour maps. An experimental system has also been implemented on a PC to depict contour maps of the restored tomb mounds using measured or estimated values of seven dimensions of the mound.

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こんな論文どうですか? 前方後円墳復元形の生成システム(西風 隆ほか),1999 http://id.CiNii.jp/MSOyL 前方後円墳は、約150…
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こんな論文どうですか? 前方後円墳復元形の生成システム,1999 http://ci.nii.ac.jp/naid/110002930046 前方後円墳は、約1500年以前(4世紀〜6世紀)に造られた墳墓であって、われわれの遠い先祖によって築造された巨大モニュメントである。現在、

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