- 著者
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鷲山 真澄
- 出版者
- 一般社団法人情報処理学会
- 雑誌
- 情報処理学会研究報告自然言語処理(NL)
- 巻号頁・発行日
- vol.1993, no.79, pp.1-7, 1993-09-16
談話処理において対人関係は重要な要素であり、社会言語学観点より、親族名称のシソーラスを示す。親族名称の分析方法について、3つの人類学的手法について、説明をする。()親族例による分析、()成分分析、()プロトタイプの分析で、さらに、日本語の親族名称の壱称詞、他称詞の言語的制約について述べさらに、虚構的用法について、英語、アジアの言語についても多少説明をくわえながら、日本語の親族名称の虚構的用法についても検討する。I discuss the analysis of Japanese kinship. There are three ways of the analysis in Japanese kinship. (1)The analysis of kinship's examples, (2)compositional analysis, (3)Prototype analysis. Moreover, I explain the linguistic constraint of Japanese kinship in the usage of Japanese terms for self or address terms. And I consider the fictive usage of Japanese kinship.