著者
鷲山 真澄
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告自然言語処理(NL)
巻号頁・発行日
vol.1993, no.79, pp.61-63, 1993-09-16

本研究において、エスペラント語は国際語として人工的に作られた言語であり、その特性を探求し応用理論へと提示することが、目的である。エスペラント語の音声と文法を中心に検討する。エスペラント語の音声について、アクセント、音節、又、文字についてその特徴を明らかにする。エスペラント語の文法について、品詞を重視して、動詞、名詞、形容詞、人称代名詞、指示代名詞、複数形、疑問、否定、冠詞、前置詞、無生物主語、比較、仮定法、.樟続詞、関係作名詞に,ついて考察をすすめるが、エスペラント語がいかに合理的な人工語であるかを示したい。The Esperant is international language. I consider phonology and grammar of the Experanto. I will show how the Esperanto is the rational artificial language.
著者
鷲山 真澄
雑誌
情報処理学会研究報告自然言語処理(NL)
巻号頁・発行日
vol.1993, no.79(1993-NL-097), pp.9-12, 1993-09-16

自然言語処理で困難多義性、省略、代名詞と同様に考察されるべき代動詞DOの機能及び、言語的制約について検討する。[A]では、代動詞DOと、省略形、副詞節、対比、音調そして、縮約形の問題点について述べる。[B]では、代動詞DOと、DO SOについて、代動詞DO SO とDO ITの制限、又は、[C]においては、動詞と場所を表す副詞句の連語関係や、共起関係により、代動詞DOが用いられることができる場合と、非文になる場合があることが理解できる。又、代動詞DOと、IDIOM DOの曖昧性に関する問題についても取り上げる。
著者
鷲山 真澄
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告自然言語処理(NL)
巻号頁・発行日
vol.1993, no.79, pp.1-7, 1993-09-16

談話処理において対人関係は重要な要素であり、社会言語学観点より、親族名称のシソーラスを示す。親族名称の分析方法について、3つの人類学的手法について、説明をする。()親族例による分析、()成分分析、()プロトタイプの分析で、さらに、日本語の親族名称の壱称詞、他称詞の言語的制約について述べさらに、虚構的用法について、英語、アジアの言語についても多少説明をくわえながら、日本語の親族名称の虚構的用法についても検討する。I discuss the analysis of Japanese kinship. There are three ways of the analysis in Japanese kinship. (1)The analysis of kinship's examples, (2)compositional analysis, (3)Prototype analysis. Moreover, I explain the linguistic constraint of Japanese kinship in the usage of Japanese terms for self or address terms. And I consider the fictive usage of Japanese kinship.