- 著者
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三宅 芳雄
- 出版者
- 一般社団法人情報処理学会
- 雑誌
- 情報処理学会研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)
- 巻号頁・発行日
- vol.1994, no.23, pp.109-116, 1994-03-10
- 被引用文献数
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個人の知識構造の外化を中心にした思考支援環境の構想とそのプロトタイプの現状について報告する。思考内容を外化することが思考の進展にどのように役立つかを考察し、外化との関わりで従来の思考支援環境を検討する。次に、個人の知識構造を外化しそれを思考の支援に役立てることの可能性とその問題点を検討する。さらに、思考支援環境が現実の思考に役に立つための条件を考察し、思考支援環境の構想とそのプロトタイプ作成の現状について述べる。A thinking aid environment based on the externalization of one's own knowledge structure is proposed and the current state of the prototype system is reported. I review the roles of externalization for thinking and examine the usefulness and problems of the externalization of knowledge structure. I also consider practical aspects of realizing the thinking aid environment for the prototype construction.