- 著者
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"新山 悦子
塚原 貴子
笹野 友寿"
- 出版者
- 川崎医療福祉大学
- 雑誌
- 川崎医療福祉学会誌 (ISSN:09174605)
- 巻号頁・発行日
- vol.15, no.1, pp.117-122, 2005
- 被引用文献数
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3
"看護学生107名を対象にアダルトチルドレン(Adult children;以下,ACと略記)特性とバーンアウト(Burnout Syndrome;以下,BOと略記)との関連を明らかにするために,自記式質問紙調査を実施した.その結果,BOの平均値は3.53(SD=0.98)であり,燃え尽き度は先行研究よりも燃え尽き傾向〜うつ状態の者が多かった.またAC特性の平均値は10.18(SD=4.84)であり,AC特性のカットオフポイントであると指摘されている12点以上の者が40.19%であった.AC特性からBOが出現するという仮説のもと,AC特性がBOをどの程度予測しうるかを調べるため,AC特性を独立変数,BOを従属変数として単回帰分析を行なった.その結果,AC特性からBOへの影響については,連続性を積極的に支持することができ,本研究の仮説をほぼ支持するものと考えられた.特に「私は情け容赦なく自分を批判する」「私は何でも楽しむことができない」「私は自分のことを真剣に考えすぎる」「私は他人と親密な関係を持てない」「私は自分が変化を支配できないと過剰に反応する」の5項目がBO得点と関連が強かった.AC特性はBOを導き,さらに自尊感情の低下と関連がある可能性が示唆された."