著者
許 仁順
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学雑誌 (ISSN:03855236)
巻号頁・発行日
vol.21, no.2, pp.75-82, 1997-09-20
被引用文献数
3

本研究は,韓国語と日本語の確信を表す程度副詞を数量化して比較分析したものである.日本語の場合は,竹谷ほか(1992)の研究資料を比較の対象とし,韓国語の場合は竹谷が提示した日本語の項目を対応する韓国語に直したものを比較対象とした.考察方法は,これらの用語を数量化した評定尺度値を数直線上に目盛りをつけ,程度副詞を定量的に測定する竹谷ほか(1992)に従った.確信を表す程度副詞の数量化を通して,韓国語と日本語との確信を表す程度副詞にどのような類似点と相違点があるかをより客観的な観点からこれらの表現を調べ,韓国人が日本語を習う時と,日本人が韓国語を習うとき現れる問題点について触れる.また,客観性が要求されるアンケートでこれらの用語が使われた場合の評定用語選定についても比較分析する.

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こんな論文どうですか? 確信を表す程度副詞の数量化に関する考察 : 韓国語と日本語の比較分析(許仁順),1997 http://id.CiNii.jp/MrRTL

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