著者
岩宮 眞一郎
出版者
一般社団法人日本音響学会
雑誌
日本音響学会誌 (ISSN:03694232)
巻号頁・発行日
vol.51, no.2, pp.123-129, 1995-02-01
被引用文献数
16

本研究は、画面サイズの違いが、映像や音楽再生音の印象に及ぼす影響を検討したものである。予想されるように、再生画面の大きい方が、より迫力が感じられる映像となる。ただし、映像及び音楽の印象が物足りない場合、大画面映像が物足りなさを際だたせることがある。また、同じ音量で音楽を再生した場合、画面が大きい方が、再生音の印象は物足らない傾向が強い。迫力ある大画面による映像には、それに見合った迫力のある音が必要とされるのである。画面サイズの違いは、音及び映像の総合的な評価にも影響を及ぼし、画面が大きい方が評価が高くなっている。「大画面」は、映像自体の評価のみならず、音楽再生音の評価も高める効果を持つのである。

言及状況

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こんな論文どうですか? オーディオ・ヴィジュアル・メディアを通しての音楽聴取における大画面再生映像が音楽再生音及び映像の印象に与える効果(岩宮眞一郎),1995 http://id.CiNii.jp/NCLkL

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