著者
森岡 克司 堺 周平 竹上 千恵 小畠 渥
出版者
公益社団法人日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.65, no.4, pp.732-738, 1999-07-15
被引用文献数
9 12

マルソウダ加工処理残滓の有効利用のための基礎的知見を得ることを目的として, 高知県沖で漁獲されたマルソウダの脂質および脂肪酸組成の季節変動を調べた。残滓の約42%を占める頭部および眼窩組織の脂質含量は, 一年を通じてそれぞれ5.2∿11.6%および7.0∿17.9%の間で変動した。両組織の全脂質の脂肪酸では, 22 : 6n-3(DHA)の組成比が通年最も高く, 頭部で22.7%以上, 眼窩組織で24.5%以上を占めていた。以上の結果から, マルソウダ加工処理残滓のうち, 眼窩組織を含む頭部はDHAの供給源として利用できる可能性が確認された。

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