著者
永崎 研宣
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SITE, 技術と社会・倫理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.496, pp.13-18, 2003-12-05
被引用文献数
2

インターネットにおいては「匿名性」がしばしば問題にされ、それ自体が-つのコミュニケーションの手段となりつつあると同時に新たな社会問題ともなっている。しかし、インターネット上の匿名の他者を個別の人格として認識することは極めて困難であり、したがって、Web掲示板等における匿名によるコミュニケーションを論じようとしたとき、そもそもそこに本当にコミュニケーションが成立しているかどうかということを証明するのは容易ではない。それは、リモートアドレスの記録やクッキーの利用等、いくつかの手法によってある程度までは確認することが可能だが、究極的には、インターネットの外の世界をも利用して証明する必要がある。

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[インターネットの匿名][論文]

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