著者
日吉 久礎
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. COMP, コンピュテーション (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.317, pp.65-72, 2004-09-10

多次元空間上に与えられたデータを補間する際,データ点に間するvoronoi図を利用する補間法を自然近傍補間という.自然近傍補間公式としてよく知られているSibsonの補間公式は,いくつかの円上で滑らかでないことが知られている.より高い連続性を持つ自然近傍補間公式の列が,Hiyoshi-Sugiharaによって提案されたが,補間を計算するアルゴリズムが明らかにされていなかった.本研究では,Hiyoshi-Sugiharaの補間公式の計算アルゴリズムを提案する.また,Hiyoshi-Sugiharaの補間公式列の極限が,データ点のDelaunay三角形分割をメッシュとする線形三角要素に一致することを示す.

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自然近傍補間の計算アルゴリズム

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