著者
清山 信正 今井 篤 三島 剛 都木 徹 宮坂 栄一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-パターン処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.84, no.6, pp.918-926, 2001-06-01
被引用文献数
11

一般に高齢者にとって, 早口で話された音声が聞き取りにくいと感じられる場合がある.これを補償するため, 発声者の声の特徴を残したまま「ゆっくり」した音声に変換する話速変換技術の開発が進められている.一方, ビデオの早見や音声内容の検索を目的に早口に変換する試みもあり, それらの話速変換技術の一部は既に実用に供されている.また, マルチメディアの発展により, ハードディスク上に記録された映像・音声を可変速で再生する環境も整いつつある.同時にテキスト音声合成の高品質化に伴い, 音声波形の継続時間長を直接制御する技術としても, 高品質な話速変換技術が不可欠である.本論文では, 話速変換技術の広範な応用とその品質の自然性向上を目的として, 無声区間も含めた伸縮による話速変換方式を提案するとともに, 高齢者に対する音声放送サービス向上を目指した小型の話速変換器の開発について報告する.

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こんな論文どうですか? 高品質リアルタイム話速変換システムの開発(清山 信正ほか),2001 http://t.co/xJ5zi5Rjqq

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