著者
黒木 幹人 永田 守男
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. AI, 人工知能と知識処理
巻号頁・発行日
vol.98, no.635, pp.1-8, 1999-03-05

情報システム開発の要求分析工程において、分析者がユーザの要求を正確に把握することは、ユーザと分析者の知識や経験が異なるため非常に困難である。分析手法としてオブジェクト指向が注目を集めているが、既存の方法論は実装側に偏っているため、ユーザ側で理解しにくいという問題点がある。本研究では、「ユーザと分析者とのコミュニケーションツール」としてユーザ自身が業務内容を表現できる業務フロー図を提案し、これからオブジェクト図を自動生成するシステムを提案することにより、オブジェクト指向システム開発の上流工程を支援する。本研究の分析手法の有効性を確認するために、試作システムを用いた評価実験を行った結果、役割分担に基づく業務フロー図とオブジェクト図自動生成の枠組の有効性を確認した。

言及状況

はてなブックマーク (1 users, 1 posts)

収集済み URL リスト