著者
畠山 良己
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. US, 超音波
巻号頁・発行日
vol.95, no.219, pp.19-26, 1995-08-25

音により魚群の行動を制御したり、大きな音の漁業への影響を評価するために重要な4種類の音圧レベルがある。第1番目が音を聴くときの基本的特性ともいうべき魚の聴覚閾値である。現在世界中で30魚種以上のオージオグラムか測定されており、ここ10年で日本でも6魚種について測定された。第2番目が誘致レベルであり、多くの放声実験で誘致的反応があった魚群位置の音圧を計算してみると、大まかには110-130dBの範囲にあった。第3番目は威嚇レベルで、一般的魚で140-160dBの音圧に驚く反応を示した。第4番目が損傷レベルで、海底に埋めた火薬の発破では220dB以上で死ぬ魚の発生の可能性がある。

言及状況

OKWave (1 users, 1 posts)

http://ci.nii.ac.jp/naid/110003187924 魚の種類は分かりませんが、音圧レベル(デシベル)によって魚の行動が変わっているようです。 http://ci.nii.ac.jp/author?q=%E7%95%A0%E5%B1%B1+%E8%89%AF%E5%B7%B1 著者の畠山 良己さんという方は魚の聴力に関する実験をおこなっていたような ...

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