- 著者
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草間 裕介
橋本 修
牧田 実
- 出版者
- 一般社団法人電子情報通信学会
- 雑誌
- 電子情報通信学会技術研究報告. MW, マイクロ波 (ISSN:09135685)
- 巻号頁・発行日
- vol.99, no.190, pp.67-74, 1999-07-16
- 被引用文献数
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本研究では, 現状の溝寸法に対して深さが約半分のチョーク溝について, FD-TD法を用いて検討した. 検討においては, まずTEMモードに対して, 損失材をチョーク溝と併用した場合も含めて, その配置位置や材質に対する検討を行った. そしてこの最適構造をもとに周期構造を設けた3次元モデルを作成し, 実際の漏洩電波により近い高次モードを含んだ漏洩波に対するシールド効果の計算を行った. この結果, 溝の深さを従来の半分にした構造においても, 30dB以上のシールド効果が得られることや, 損失材を併用して周期配置した場合では, さらに良好なシールド効果が得られることを確認した. また, 一例として試作したチョークのシールド効果は約31dBであり, 解析結果の妥当性も実験的に確認できた.