著者
加藤 文夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IT, 情報理論
巻号頁・発行日
vol.97, no.208, pp.79-88, 1997-07-25
参考文献数
15

情報理論において, 通信路符号化定理等の土台をなす重要な概念である漸近的等分配性について, その数値計算による検証を行う. 単純な (2元無記憶) 情報源を想定して, それから出力される十分長い系列の分布が具体的にどのような様相を呈するのか, また, 系列長が増大するにつれて, どのように変化して行くのかを調べるために, パソコンによる数値計算を行う. その結果を利用して重要な諸量の近似式を求め, 漸近的ふるまいを明らかにする. それを踏まえて, 漸近的等分配性とその簡略化された説明の妥当性を検討し, ややもすると誤解を生じ易い注意点のいくつかを指摘する. ここで提示される計算データや結果は漸近的等分配牲の正確な理解を促進することが期待される.

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こんな論文どうですか? 漸近的等分配性の数値計算による検証(加藤 文夫),1997 http://t.co/UPW48lVImZ 情報理論において…
こんな論文どうですか? 漸近的等分配性の数値計算による検証(加藤 文夫),1997 http://id.CiNii.jp/NZq3L 情報理論において…

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